佐藤 隆について

佐藤 隆がどのようにしてProject ManagementとCoachingにたどり着いたかをご紹介いたします。

高校2年生の進路を決めるとき、授業で一番楽しい時間はなんだろうと考えたら科学の実験の時でした。目の前で理論と同じことが起きる、失敗には理由がある、そして失敗と思った中に新しい発見がある。いつもワクワクしながら実験をしていました。もっと科学の知識を得てヒトの役に立ちたいと理学部を志すことにしたのですが、翌日の新聞1面が『クオーク見つかる!』え、なにそれ、そんなんじゃヒトの役に立てない、と思ってしまったサトウくんは、科学が直接ヒトに応用できる仕事として薬剤師を志しました。

薬学部3年生の時、病院薬剤師のOBが『男がやるのにはつらい仕事』と言われ、企業には新卒で入らないと難しいということも聞いたので(両方ともそんなことはないことは後になって分かるのですが)、薬剤師として働く前に『まずは』製薬会社に入りました。研究員を得て、新薬の開発業務に携わることとなり『あそこで勉強してこい』といわれて異動したProject Management Officeの前身にあたる部署でお仕事を始めたのがきっかけでProject Managementに触れ、以来20年以上関わっています。新薬開発の仕事は科学と未来の患者さんを繋ぐ尊い仕事ですし、出張が全然苦にならない性格だったので天職だと思っていましたが、それをベースにしたProject Managementはさらに自分の得意が発揮でき、他社の偉大なる先輩方に雑巾の絞り方から教えてもらいながら得た知識経験勘所を今度は私がお伝えしたいです。

Project Manager集団の部署に所属している時、なんだかみんなの気分が下がってしまっている気がした瞬間がありました。たまたまそれぞれの担当プロジェクトが暗礁に上がってしまったタイミングだったようですが、この重たい雰囲気を何とか出来ないものかと学び始めたのがCoachingでした。その数年前に偶然知り合った方から『Project ManagerなのにCoachingを学んでないって、どういうこと???』と言われたのがずっと引っかかっていたというのもあります。

TBC